お薬情報(薬代を安くする!)
では、具体的にどうしたら薬代は安くなるか?
薬価については、書いてきましたが・・・じゃあ薬が100だから100円か?っていうのは違います。
投薬には、処方料・調剤料・特定疾患処方管理加算・また麻薬や向精神薬の加算・調剤技術基本料・処方箋料など
たくさんの細かい設定があります。また内服薬や頓服、外用薬もそれぞれ計算方法が違います。
これらは、診療所・病院・200床以上の病院などによっても違いますので全く同じ処方でも変わってきます。
その細かい話はちょっとおいておいて・・・
病院の領収書は、点数で書かれています。患者が払うのは点数×10円です。
例えば、薬価表にある
●プレドニン錠5mg/9.7/1日1回1錠
●フロモックス100mg/73.3/1日3回1錠ずつ
この2種類を1週間処方されたとします。
単純に計算すると・・・
●プレドニン→9.7×7日=67.9
●フロモックス→73.3×3×7=1539.3
合わせて1607.2・・・3割負担で・・・483になり支払額が4830円になる???そんな馬鹿な?ですよね(笑)
まず、普通の内服薬で言うと(頓服や外用薬はまた違う計算ですので同じようにはしないで下さいね)
1日分の薬価が15以下の内服薬は、1点と計算します。
この例では、プレドニンは1日1錠なので、9.7と言う事は1点と数えます。ので、1週間分で7点です。
フロモックスの場合は、1日3錠ですから、219.9ですが、そこから5を引いて、10で割ります。(これはある種の決まりですが・・・)
小数点は切り上げなので22点で、これが7日分で154点になります。
プレドニンと合わせて、7+154=161点、薬だけ支払うとするなら×10円=1610円
3割負担なら、払うのは483円になる・・・と言う事です。※薬代だけの計算なので実際に窓口で支払うのとは異なります!
少しややこしい書き方なのですが・・・。

薬代を安く上げるためのわかりやすい考え方をいくつかあげておきます。(細かい話は除いておおまかですが)
1日分の薬価が15円以下だと薬代は安くなる!
7種類以上の薬を2週間以上処方されると高くなる!(病院で処方される場合!)※院外処方の場合はになる!
処方期間は28日未満にすると安くなり、28日以上になると高くなる!※特定疾患の場合(200床以上の病院は除く)
複数の診療科を受診している場合は、薬は1つの科でまとめて処方してもらう!※一人の医者

最後に、特定疾患で病院へ通う場合の治療代を一番安くあげる方法
100床以上200床未満の病院へ、通院は月に1回、処方は28日未満と言うのが多分一番安いです!

ちなみに甲状腺疾患は特定疾患に含まれます!

もっと具体的に知りたい方は、メールにて質問受け付けます。






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