お薬情報(新薬と後発医薬品)

これまで、医療費について疑問を持ったことありませんか?

私は、長い間病院へ通っていていつも不思議に思っていたのは、同じ検査、同じ診察、同じ薬なのに
なぜ料金が違うのだろう?・・・とよく思っていました。
そんな私が2007年4月から医療事務の勉強をはじめ色んな事を知りました。
その中でも一番勉強になったのは、お薬の価格についてです。

薬価について
薬価とは、そのまま薬の値段の事です。その価格は厚生労働省が定めていて、2年毎に改訂されます。
薬には、新薬と呼ばれるものと、後発医薬品(ジェネリック医薬品)と呼ばれるものがあり、最近でこそ
ジェネリックのCMなどが流れ耳にすることも多いですが、実際には何の事かわかっていない人も多いのではないかと思います。
また、わかっていても自分の処方されている薬にジェネリックがあるとは思いもしない・・・と言う方も多い気がします。
ちなみに私がこれまで処方された薬について、薬価表を作りましたのでそちらを参照してみてください。こちら!

後発医薬品(ジェネリック医薬品)とは
新薬(先発品)の特許切れの後、約20〜25年後に発売される同一成分の同種、同効能の薬の事を
後発医薬品(ジェネリック医薬品)と言い、中小の製薬会社から発売されます。開発の経費がかからないため
安くで販売できると言うメリットがあると言うわけです。
医療費の抑制につなげようという動きから、平成18年4月から処方箋に『後発医薬品への変更可』という欄が設けられており、
ここに医師が署名をすれば、薬剤師は適宜適当な後発薬を選び処方できるようになりました。
現在私が病院でもらう処方箋にも主治医のサインが入っています。

新薬とジェネリックってどのくらい値段が違うの?
薬にもよりますが、よく知られている薬で・・・ロキソニンを例にしてみます。
ロキソニン60mgの薬価は23.3です。
ロキソニンの後発医薬品で私が処方されているのはロブ錠という薬です。このロブ錠の薬価は7.7です。
3分の1も安いと言うことになります。
3分の1になったから、窓口で払うのもこれまでの3分の1か・・・というと、そうではありませんのでご注意を。

じゃあどうすれば医療費を安くできる?
最近では、検査データなどの情報開示も進み、インターネットで色んな情報を入手できるようになりました。
もちろん薬価についても調べる手段はいくらでもあります。
その中で、リンクページにある「お薬110番」というページには、現在の自分の薬から後発医薬品(ジェネリック医薬品)が
あるかどうか、またその中で安い薬はどれか・・・を調べることも可能です。
また副作用なども調べられるので参考にしてみてみてください。
患者自身がその薬の効果・効能を調べ自分にあった薬を選ぶ・・・と言う事も将来的には可能と言う事です。
例えばもし、現在ロキソニンを処方されているなら、「後発医薬品への変更はできませんか?」と主治医に言ってみては
いかがでしょうか?良心的な病院なら、きっと変えてくれるでしょう。






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