手術への決心!?
このHPを作って同じ病気と闘ってる人に接する機会が増え、
よく聞かれたり勘違いされてる事があるので別に書く事にしました。
私が手術を受けるのは、美容上の問題や、手っ取り早く治す、薬疹が出るからなど・・・と
いったものではありません。

薬を飲んで闘ってる人の中には、もっと安易に手術を受けた人や検討してる人、
医者に勧められた人がいると思うけど、
私は、薬で寛解する見込みがあるなら、わざわざ危険を冒してまで他の方法を選択する必要は
ないと思います。薬疹や強い副作用が出るなどを除いては。

私も、他に手術を受けた人の話を聞いて、安易に手術を受けたいなぁ・・・とぼんやり思った一人だけど
実際に受ける事になり、調べていくうちに、手術には合併症や後遺症がある事を知りました。
もし知っていたら安易に手術したい・・・なんて思わなかったと思います。

それでも受けるに至った理由は、
薬を10年間飲み・・・それでも寛解出来なかったからです。
薬を飲めば数値を減らせるし、そうなってくれば飲む量ももちろん減ります。
ただ、例え2日に1錠になっても、私の場合、抗甲状腺薬を一生飲み続けないと
再発する事がはっきりしてるからです。薬で寛解出来るなら、手術は受けません。

手術を受けたからと言って、再発しないのか・・・と言えば、言い切れないし、薬を手放せるかと言えば
それもわかりません。
もちろん、傷跡・声・テタニー・低下症などの合併症や後遺症を考えれば不安も大きいです。

私が医者から出された選択です。
★薬=寛解の見込みなし。止めれば再発。
★手術=寛解の希望がある。ただし再発しないよう低下症へもっていく。
★アイソ=寛解の見込みはあるが、甲状腺が大きすぎてなかなか効かないだろう。

後遺症や合併症は気になるけれど、それでも希望があるほうがいい。
だから手術を受けると決めました。
軽く書いてるので勘違いされても仕方ないけど、簡単に決めたわけではないし、
ここまでの道のりがあったからこそ、決断できた。

手術後の事も載せていく予定ですが、それは手術を勧める為ではない事を知っていて下さい。
もしも受ける必要が来た時はじめて参考にしてみるだけで、他は、へぇ〜大変だったんだねぇ・・・って
他人事に読み流していただきたい。

薬で寛解する見込みがある時点で、手術やアイソを勧める医者も多いけど、
それは医者が手っ取り早くやりたいだけで、患者の事を考えてる・・・とは思えません。
手術やアイソで摘出・破壊した甲状腺は二度と元に戻らない。
切り過ぎた・破壊しすぎた・・・で低下症になるし、充分に切らなかった・破壊できなかった・・・で再発。
確実に100%寛解する方法ではない・・・と言う事を覚えておいて下さい。

もちろん、本人が後遺症や合併症も平気、手っ取り早く治したいと思うなら受けてもいいと思うけど。

この病気は薬を飲んだら、すぐ楽になる病気でもないし、数値も一気に下がる事もない。
病院へ行っても、毎回同じ事の繰り返し・・・一体いつになったら良くなるの?って思う病気です。
そのうち薬の飲み忘れが増えたり、病院へ行くのがおっくうになったり、
まぁいいか・・・で通院すら止めてしまったり、とても多いと思う。

だから私は初めてこの病気になった人にはただ、だらだら通うだけ〜をやめて、目標を持つ事を勧めます。
まず半年・・・よく通ったなって、薬も忘れず飲んだ事を褒めてあげる
そして1年・・・またよく頑張ったな、あとちょっと、もう少し頑張ろうと励ます
そして2年・・・偉い!って。ほんとよく頑張った。何かご褒美に買ってあげましょ
半年で寛解したらめっけもの。
1年かかったら、まぁ良しとしとこう。
2年で寛解したら目標どおり。

もし2年頑張っても寛解しなかったら・・・次の手を考える。それでいいんじゃないかな。
焦っても何も変わらない。寛解するかしないのかさえもわからない・・・そんな状態で次の事考えても
答えなんか出ないし。
可能性があるなら、寛解する為に出来る事をやらなきゃ。
で、自分の事を褒めるのも忘れずやりましょうね。




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