診断結果
近くの、何かあればよく行っていた小原医院へ行った。
一人で行ける唯一の内科だった。よくマッサージ機に乗りに行ってたなぁ。
もう亡くなったけど、とっても優しいいい先生だった記憶がある。

京都第一赤十字病院は私の母が私を産んだ病院でもあり、信頼していた母は、その病院を
自分のホームグラウンドのように扱ってた。
小原医院で血液検査の結果大きな病院に行った方がいいと言われた。
もちろん母はホームグラウンドの病院への紹介状を書いてもらい、嫌がる私を無理やり連れて行った。

何が嫌って、待ち時間の長さ。

科は内科だった。私の担当の先生は優しいおじいさんって感じの人だった。
血・尿・レンゲン・心電図の検査を行い、結果、先生が親に言ったのは・・・
【バセドウ氏病】ですね。
何だ?それ?・・・と私は思った。
母は、自分の祖母がバセドウだったと医者に言った。
遺伝????なの?と私は思った。
取りあえず薬を飲んでくださいと言われ、次は2週間後に来る事を約束させられた。

薬はメルカゾール・・・1日/3回/3錠づつの計9錠。

長い待ち時間は嫌だったけど、学校サボれるし・・・と喜んで通うことに了承した。
母も何か治療を受けていたので、必ず同じ日に行った。

毎回血液検査があった。
肝臓の数値が高いと言われる度、酒飲んでるのがバレないか冷や冷やした。
先生はいつも優しくどうやぁ?と話しかけてくれた。

この時はまだ、自分の病気に関心はなく、すぐに治るんだろう・・・程度に思っていたし、
治療を受け続ける事になるとは予想もしなかった。
それから10年間、京都第一赤十字病院に行く事になった。




inserted by FC2 system