Q&A/私の見解です。
病気の原因は?
日本ではどのくらいの人が病気なの?
女の人に多いの?
多く発病する年代は?
妊娠、出産は大丈夫?
子供も発病するの?
薬は一生飲み続けられる?
骨との関係は?
バセドウの目の病気は治る?
タバコは影響ある?
働けなくなるの?
激しい運動とSEXの境界線
手術費用ってどのくらい?
完治するのでしょうか?
なぜ治療期間が長い?
専門病院の探し方は?
治ったら太る?
寛解って何?
手術に対する不安はありますか?
精神的に落ち込むときありませんか?
元気になったら何がしたい?
しんどくない?無理してない?
今の担当のお医者さんを信頼してますか?
なぜ早く入院+手術したいのですか?
ストレス解消法は?
QOLとは?
クリニカルパスとは?


病気の原因について
はっきりした原因は今もわかっていません。
バセドウについては遺伝性を否定する声も多いですが、私は遺伝性があると思います。
私の場合はひいおばあさんが同じバセドウでした。
私の友達は姉妹や親戚がバセドウだと言ってます。
全く家系に関係なく病気になる人もいるので、遺伝性のものと限定することはできませんが、
遺伝が関係ないとも言えないと思います。
日本人の割合について
日本人では、約500万人が何らかの甲状腺疾患を持っていると言われます。
また、300人に1人がバセドウ病だと言われています。
未治療の人を含めれば、きっともっと多いでしょうね・・・。
女の人に多い
バセドウの男女比は1:5で女性に多いのが特徴でもあります。
ただ最近は男性が増えてきたとも言われてます。
発病する年代は
20〜40代で発病する方が多いと言われていて、
出産後一時的に発病する事もあります。
妊娠・出産
女性については非常に重要な問題ですよね。
なので、妊娠、出産のページを作りましたのでそちらをご覧下さい。
子供も発病するか
あるページに、
遺伝子に異常があった場合、生後すぐに発病する病気もありますが、
発病しないものもあり、いろいろです。
甲状腺の病気が発病するのは生まれてからかなり経ってのことが多く、
幼児期、小児期の発病は稀です。
バセドウ病患者さんのうち、15歳未満のお子さんは3パーセントにすぎません。
従って小さいうちはあまり神経質にならなくても大丈夫です。
----と書かれていました。
また、別のページでは、成長期の子供には、代謝がとても重要であり、甲状腺の異常が
運動能力や知力に問題を起こすこともあると書かれていました。

大事な臓器でもありますので、軽率に考える事も、重要に考え過ぎる事も
お勧めできませんが、お子様の健康に気を配れるのは親御さんだけですので、
ちょっとでもおかしいな?と思ったらまず病院へ行くことが大切だと思います。
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薬は飲み続けられる
副作用がない限り飲み続ける事は可能です。
骨との関係
バセドウでは甲状腺ホルモンが活発になります。
その為、骨の代謝も活発になります。
骨が溶け出し、結果、骨粗鬆症になる事もあると言うことがわかっています。
甲状腺機能亢進症と診断されたら、カルシウムの数値も調べる事があります。
私は10年も放置していましたが、牛乳が大好きでよく飲んでいたせいか、
カルシウムの値は正常でした。骨を折ったりした事もありません。
これも皆に見られる症状ではないようですが、
溶けた骨は二度と元に戻りませんので、バセドウになったら検査した方がいいと思います。
バセドウの目について
バセドウからくる目の異常を【バセドウ眼症】と言います。
症状は、イロイロありますが、
・眼(瞼)が出る、眼球が出る
・瞼がつる
・眩しい・・・天気のいい日に外に出たら目を開けられない
・ものが二重に見える
・目がギラつく、鋭い
・瞼が閉じない
・黒目の位置の異常
などです。

私は、先日13mm程度出ていると診断されました。これは見た目泣いた後のような程度です。
後は、目が鋭くなったり、眩しいと言うのが自覚症状であります。

バセドウの人がバセドウ眼症を持っているのは、全体の10%と言っている人がいますが、
軽度であれ、重度であれ、実際はもっと多いのではないかと思います。
私が知る中では、バセドウになって目の異常を症状としてとらえてる人は100%に近いです。

治る・・・と言われていますが、実際には難しい問題です。程度にもよります。
女性は外見的な事を特に気にします。 結果どこまで治るか?ですよね。

バセドウが良くなっても目が変わらない・・・と言う人は、事実多いです。
良くなっていても、良くなっていないと感じたりする事も多いと思いますが、
甲状腺の治療をして、元の目に戻った・・・と言うのは稀でもあると思います。
例えば軽度の眼症なら、ほぼわからない程度にはなるとは思うけど、
それが普通の人と同じか・・・という事にはならない・・・って事です。

重度の場合、医師が治療を薦めると思います。
重度の症状でない場合、どこまで気にするかにもよりますが、
どうしても気になる、治したいと思う場合は、医師に相談すると良いと思います。
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タバコについて
バセドウ眼症については、タバコに含まれる物質が、目に良くないので、
喫煙は良くないと書かれています。
私がバセドウになって、喫煙をやめなさい・・・と言ったのは親だけです。
お医者さんは特に何も言いませんが、もちろん止めたほうが良いに決まってます。
目に悪いと言う意味では、タバコのせいかわかりませんが、私の場合急激に視力が落ちました。

タバコ代も上がったし、海外行けば肩身も狭いし、私は入院+手術を機に
止められたらいいなぁ・・・と思います。
結構なヘビースモーカーなので、ニコパッチを貼ってもらわないと無理ですが(笑)
現在は減らす努力をしています。
止める、止めないは、自分の気分次第じゃないでしょうか。
止めるために過度のストレスを感じるなら、今すぐ止めなくても良いかな・・・と思います。
仕事について
バセドウの症状がかなり悪ければ、仕事は無理だと思います。
また、エアコンが効かない職場環境や、立ったままの仕事は、やりたくても出来ないかも
しれません。 数値が落ち着けばどんな仕事も出来るでしょうが、
落ち着かないのに、動き回る激しい仕事をすると、心臓に負担が掛かります。
私は高校の体育の持久走は出ないよう言われてました。
現在も働ける状態ではないと言われています。

甲状腺機能低下症の場合、ひどければ、精神的に仕事をするのは無理かもしれません。
これもまた、医師と相談したほうが良いですね。
激しい運動とSEX
私は昔、医師から激しい運動を禁止されました。
その時思ったんですが、SEXもある意味激しい運動になるんじゃないか・・・と。
で、当時の担当医に聞きました。
やっぱりそうです。激しく動いたり、血が巡る行為はバセドウにはあまり良くないと言うのです。
あまり気にかけずいましたが、私自身、若い時はまだ平気でしたが、
30歳を過ぎてからは、息を普通に出来るようになるまでかなり時間を要したし、
汗の量も半端じゃなくなったり、足がつる事が増えました。
エロトークではありません。真面目な話です。
先生に、ではどうしたら良いのか聞くと、
出来たらゆっくりと時間をかけて激しくない性生活を薦められました。
なので、皆さんも気をつけてください。これこそパートナーの理解が必要不可欠です。
手術費用について
種類や、合併症の有無にもよるらしいですが、
野口病院のHPにだいたいの目安が載っていますので、参照下さい。
私の結果がわかればUPするつもりです。
完治するか
完治したいです。
でもどうなんでしょうか・・・投薬で治ったつもりの人も多いだろうし、手術して完全に治った
人もいるかもしれないけれど、少ないように思うのですが。
薬での治療で治ったと思っていても、再発する事はあると思います。
手術しても数年間は低下症になったりして、そこでHPが終わってたりしてる方が多くて、
統計がとれません。治療期間が長すぎて嫌になるのかもしれませんね。
ただ、手術がうまくいけば、再発する事はないと言います。

完治する方向で・・・とは言えても、今の私には、まだ断言はできません。
なので私が証明します(笑)

・・・この後『寛解』と言う言葉を知りました。
詳しくはそちらへ。
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治療期間
長い人もいるし、短い人もいる。一概に言えませんが、
治療方法によって変わってくると思います。
投薬なら最低でも6ヶ月は飲んでその後の治療方針を決める病院が多いみたいだし、
投薬2年までは、それで治るかもしれない・・・という確率があるから、2年は飲んでみたり。
手術は術後の経過で、低下症が3年続いたりして、その後完治する事もあるらしいし、
アイソトープも、頻繁に受けられる治療方法ではないし・・・
本当に長いですね。
それが嫌になって止める人も多いと思うし、
私もそうだったけど、今は治したいからなぁ・・・
根気がいる病気だと思いますので、甲状腺疾患になったら長期戦の覚悟は必要かも。
もっと簡単に、もっと早く治る日が来るといいなぁ・・・と思います。
専門病院の探し方
田尻クリニックのHPには、
全国の専門医療施設、甲状腺学会の会員名とその人がいる病院名と科が
載っています。科に外科と書かれていれば専門外科医と言う事だと私は解釈しています。

甲状腺疾患の特定病院のHPには、必ず専門医療施設・・・とか書かれています。
病院が専門施設でも、甲状腺に詳しい先生がいるかどうか、
手術する事に抵抗のない人なら、専門外科の先生がいるか・・・の3点は大事だと
思います。
リンクをはってる、野口病院/大分県、伊藤病院/東京都、隈病院/兵庫県
この3病院は全てを満たしています。うまく日本列島横断してる感じですが、少な過ぎる。
それでも、みなここで受けたいと望んで、飛行機で通ったりするんだから、
それだけ知名度も上がって、腕も上がって、当然ですね。

他にも探せばあるかもしれませんが。
私は2点に妥協して専門外科医のいない今の病院へ行っています。
不安じゃないと言えば嘘です。専門外科の先生に出張してほしい位です。
私の場合は生活状況もあるので、行きたい病院に行けない事情があるからです。

でも発想の転換で、
私のように専門の外科医以外に手術してもらえば、
専門じゃない外科医の腕は確実に磨ける・・・と言うことで、
この先、誰かの役に立てる可能性も出てくるから・・・と自分を慰めていますが。
やっぱり、手術をするときは、遠くても3点セットがいいです。
万が一失敗したとき、専門の外科医にされた失敗より、専門じゃない外科医にされた
失敗のほうが恨めしく思うと思うから(笑)
治ったら太るか
私はまだ治ってないのでわかりませんが、
バセドウで、抗甲状腺薬を飲み始めると、太るという事はあるようです。

元々の体質にもよるみたいです。
私は太りたいです。今みたいに頬がこけた状態は、いかにも病人で、苦労してるように
見えるからです。苦労してるんですけど、顔くらいは明るく見えるほうがいい。
体がブクブク肥えるのは嫌なので、太ってきたらダイエットもするかもしれません。
その時はまたHPで報告します。
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寛解(カンカイ)とは
私も最近知った言葉で、辞書での意味は

大辞泉では
『病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態』

大辞林では、
『病気の症状が軽減またはほぼ消失し、臨床的にコントロールされた状態。
治癒とは異なる。白血病・バセドー病・統合失調症などの病気のときに用いる』

と書かれています。
同じ意味で緩解とも言います。

バセドウは薬やその他の方法で治療して一時的に治っても、また再発することが多くて、
辞書にあるよう、完治や、治癒という言葉は使わないようです。

なんか特別な感じがして、微妙ですが・・・。
手術に対する不安
手術を受けると決めたとき、低下症になる可能性があると、他の方の話で理解できたし、
それについての不安はありません。
また傷が残る、残らないについても、今の私にとっては、たいした問題ではありません。
そんな事は、体が楽になると思うだけでクリアできてるんです。

一番心配なのは、麻痺と声帯のトラブルです。
このHPを作って、手術で声が出にくくなった方の話を聞いてると、
これもそのうちクリアできるかもしれない・・・と思いましたが。

現時点でも声が低いし、ハスキーなのに、これ以上ひどくなるのはちょっと・・・。
あと、稀であっても麻痺などの後遺症があるようなので、心配です。
元気になっても、麻痺が残ったらやっぱり悲しい。
それと向き合う気力が今は湧いてこないので、万が一のとき、向き合えるかも謎です。
精神的に落ち込むか
もちろんあります。
時々現実逃避します。

昔は、このまま治らないんじゃないか、ずっと薬を飲み続けるしかないんじゃないか、
なぜ病気になったんだろう・・・・とか思ったし、そのたび落ち込みました。

でも、今は治す事という目標ができて、そのために前向きに努力してるから
昔のような事で落ち込むことはなくなりました。

すごく時間はかかったけれど、認めたら案外楽になりました。

結局自分で解決しないと駄目なことだと思います。
しんどい時は逃げ出しても良いいと思うけど、それができる人は、
ちゃんとまた現実に戻って来ることができる人だと思います(笑)
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元気になったら何がしたい
まず恋がしたいな。
私にとって恋愛は、一方では安らぎでも、一方ではとってもストレスを感じる事でした。
だから、治療に専念しようと決めた時、誰も好きにならないように・・・って思った。

実際は寂しいけど、まぁ、ひとりの寂しさなんてたかが知れてて、
一緒にいるのに寂しいって感じてた頃よりずいぶん楽な毎日です。

だから、手術して何年かかるかわからないけど、
好きな人ができたら嬉しいと思うし、大事にしたいな〜って思う。

後は、暑い国へ行って自分の変化を確認したい。

他には元気な趣味を満喫したい。
ゴルフもマリンスポーツも♪

先のこと考えると楽しい気分になるので、これからもっと増えていくと思います。
しんどくない?無理してない?
今はそうだなぁ・・・どっちも大丈夫です。
精神的には、彼氏がいたときが一番しんどかったし、無理してました(笑)
今は何もない事で満たされているのでしんどさはないです。
肉体的にも病院へ通い始めた頃とはえらい違いです。
薬が効いている・・・って言うのを実感する毎日で楽しい。
無理は時々してます。
HPを作った以上は極力更新もしたいし、豆に日記も書きたいし、いろんな人の日記も
読みたいし、飽きない努力はしたいな・・・って思ってます。
好きだからできるし、今は他にないから負担にはなってないけど、
もし義務や負担になったら、無理せず休養します。
今のお医者さんを信頼してますか?
多分・・・信頼してると思います。
色々あったので、100%ではないけれど、一応それに近いくらいには。
けどわからないですね・・・いつ転ぶか。
入院して・手術して・・・ほったらかしにされたら、ショックだろうし、
言葉ひとつ、態度ひとつで変わると思う。
信頼しないと治療できないと思ってるので、患者の私も頑張ります。
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なぜ早く入院+手術したいの?
いつまでもこのままだと、働く事も出来ないし、好きな事も出来ないからです。
もういい歳だし仕事も限られてくるし、早く復帰したいんです。
生活を立て直す為にも、1日でも早い入院+手術を望んでます。
いろんな人にも心配掛けてるのも、やっぱりいいもんじゃないし・・・ね。
ストレス解消法
現在療養中なので大きな声では言えませんが、
特に多いのは掃除や片付け。これは元気な時も同じで、思い立ったら納得いくまでやるタイプ。
普段は嫌いな掃除もストレス発散なら出来る(笑)
他にはカラオケ・バッティングセンター・ボーリングで軽く体を動かす事や、一人旅。
フラフラ〜と何処かへ出かけます。
最近は、目覚ましをかけず、起きたい時に起きる・・・とか、ひたすら寝る・・・とかあり。
ん〜太ってきたので食べる・・・のは控えてるけど、逆にストレスにならない程度。
あと、お酒も飲む。遠慮なく。ただ、検査の前日には控えます。
それから、ネットでたまったストレスはネットで解消します。
QOLとは
最近よく聞くQOL。これは、英語のQuality of Lifeを略したもので、最近よく使われる。
医者が患者のより良い生き方や健康生活ということを精神的な豊かさや満足度も含めて
質的にとらえるという考え方。生活の質を上げようという事。
もっと簡単に言えば、治療の選択・症状の対応(鎮痛など)、選択を増やし、延命治療を
することだけではなくその質も大事にしましょう。それが=延命につながる・・・という事。
テクニカルパスとは
これも最近よく耳にしますが、入院の時などに使われる治療計画書です。
患者が入院中に受ける検査・手術・術後のリハビリ・退院後の注意などをわかりやすく
理解、納得してもらうために病院が用意するもので、最近ではイラストやカラーなどが使われ
とても見やすいものになってきています。
そりゃそうです。いきなり入院・手術になったとして、明日何の検査を何時からします、
今日の午後何時からこんな検査をします・・・と言われて、ドキドキ焦る事もあるから。
女性ならいつ入浴できるの?とか。早めにわかる=安心と言うわけ。
また医師に質問するときもこれを提示しながらの方がわかりやすい・・・という目的もあります。
要するにコミュニケーションをとる為のもの。
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