低カルシウム血症について
低カルシウム血症とは、血清カルシウムの基準値8.5mg/dl を下回った状態をいいます。
血液中の総の半分はアルブミンと結合して活性を失っています。したがって低アルブミン血症で結合カルシウムが
低下している場合には遊離カルシウムが正常であっても総カルシウムは低値となり、見かけ上では低カルシウム血症を
呈するので補正が必要となる。
 ※私の場合は副甲状腺機能低下症によりこの症状が出ています。

【原因】
●血清カルシウムイオン調節の破綻 -副甲状腺機能低下症
-慢性アルコール中毒
-骨軟化症
●慢性腎不全
●吸収障害 -急性膵炎
●血清カルシウムイオン調整の代償不全 -骨へのカルシウムイオン沈着
-リン酸の大量負荷
-悪性腫瘍の骨形成性骨転移

【症状】
●神経症状・・・テタニー
●呼吸器系症状・・・呼吸困難
●骨症状・・・骨変形

【血液検査以外の検査所見】
大脳基底核の石灰化/CPK上昇←筋肉組織に由来/心電図にてQT延長など

【治療】
カルシウム及びビタミンDの補充


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