副甲状腺ホルモン(PTH)は、84個のアミノ酸で構成されるポリペプチドホルモンである。 PTH-Mは、副甲状腺より分泌されたPTHが末梢で代謝され生成した生物学的活性を持たないフラグメントであり、 PTH中央部の構造を有する分子を測定するものである。PTH-中央部を高感度で特異的に測定することにより、 従来C末端測定で一部の健常者が測定感度以下であったのが検出可能となり、 健常者と副甲状腺機能低下症の鑑別をすることができる。 PTH-Intactは、肝臓及び腎臓では代謝を受けていない血中に存在する完全な形、損われていない(Intact)形の PTHの定量をすることである。PTH-IntactとPTH-N末端は生物学的活性を持つが、 半減期が10分以内と非常に短く、血中濃度も低い。PTH-Intactの測定は、PTH分泌状態を正確に反映し、 特に腎機能低下の場合に、副甲状腺機能の評価に有用である。