フェリチン | |
フェリチンは水溶性の鉄貯蔵蛋白で、組織中の鉄濃度により変化するため、 鉄欠乏性貧血などの鉄代謝異常の指標とされます。 また、肝臓、脾臓、骨髄、心臓、肺などが障害されると血中フェリチン濃度が上昇するため、 炎症反応や悪性腫瘍などの腫瘍マーカーとしても使用されます。 |
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正常値:4〜150(ng/ml) フェリチン濃度は、男性と女性では差がありますが、閉経後では女性でも男性の値に近くなります。 また、成長期には低く、加齢によって増加します。正常値は用いるキットによって若干異なります。 |
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↑高い↑ | ↓低い↓ |
再生不良性貧血 赤芽球癆 鉄芽球性貧血 巨赤芽球性貧血 悪性リンパ腫 白血病 肝癌 膵癌 肺癌 子宮癌 |
鉄欠乏性貧血 潜在性鉄欠乏状態 (月経、妊娠、成長、慢性出血、鉄摂取量低下) |