Alb:アルブミン
血清総タンパク(TP)検査で異常が認められた場合には、まず検査対象になるのがこのアルブミンです。
血清中には約100種類のタンパクがあるといわれていますが、このアルブミンが血清中の総タンパクの約60〜70%を占めています。
とくにアルブミンは肝臓機能と深く関わっているため、肝臓の状態を知る指標と位置づけられています。
採血した血清を電気泳動にかけるとタンパクは、アルブミンとグロブリンの5つに大きく分画されていきます。
各タンパクにはそれぞれ固有の役割があるので、その量と比率を調べれば、
病気の種類と原因をある程度まで判断することができます。
とくにこの比率をアルブミン/グロブリン比(A/G)と呼んでいます。
正常値:3.4〜4.9(g/dl)
↑高い↑ ↓低い↓
- 肝硬変
ネフローゼ症候群
肝疾患
悪性腫瘍
甲状腺機能亢進
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