好中球数(桿状核・分葉核)
好中球は全白血球数の約45%〜75%を占め、急性の細菌感染や特定の真菌感染に対する
体の主要な防御機構として働きます。血液1マイクロリットルあたりの好中球数が1000未満になると、
感染のリスクが高くなり、500未満になると、感染のリスクは大幅に上昇します。
生体防御のかなめとなる好中球がなくなると、感染に対する制御がきかなくなり、感染による死亡のリスクが生じます。
(通常の血液検査で好中球数と言うと分葉核です。)
正常値:桿状核は5%〜6% / 分葉核は40%〜60%
上記は、白血球1マイクロリットルに含まれる正常値です。
正常値の計算方法は、白血球数×上記正常値の%です。
例えば分葉核で言うと、白血球数が9.5マイクロリットルだとすると、
9.5×0.4=3.8
9.5×0.6=5.7
正常値は3.8〜5.7となります。
↑高い↑ ↓低い↓
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薬による副作用
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