T-Bill:総ビリルビン
ビリルビンは、産生の亢進、肝細胞障害や胆道疾患によるビリルビン摂取・排泄の異常により増加します。
血中ビリルビン値が上昇すると、皮膚・粘膜が黄色となる「黄疸」がみられるため、黄疸性疾患の鑑別を目的に検査します。
ビリルビンは赤血球中のヘモグロビンの分解により産生され、血中には非抱合型(間接型)と肝細胞内で
抱合を受けた抱合型(直接型)が存在します。
正常値:0.3-1.0(dl)
男性は女性よりやや高値となります。
また、貧血では赤血球が少ないため低値に、長時間の空腹や運動によって高値になります
↑高い↑ ↓低い↓
肝疾患(肝炎、肝硬変、肝癌)
胆道系疾患
溶血性疾患
体質性黄疸
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