GOT(AST)
ASTやALTは肝臓の機能の指標となっています。
また、心筋、骨格筋、腎臓などの疾患を調べる重要な検査の一つです。
従来、日本ではASTはGOT、ALTはGPTと呼ばれています。
ASTやALTは細胞内の酵素で、ASTは肝臓、心筋、骨格筋に多く存在しますが、ALTは肝臓内に多く存在します。
健康な人では肝細胞が新陳代謝の過程で少しずつ壊れて、ASTやALTが血液中に流れでますが、
病気などが原因となり細胞が早いスピードで壊れ血中濃度が上昇します。
健康な人では常にASTのほうがALTよりも値が高めですが、病気になると逆転します。
一般的には肝臓の病気でALTの値が高くなり、心臓の病気ではASTが高くなります。
正常値:5〜25(IU/l)
↑高い↑ ↓低い↓
急性肝炎
慢性肝炎(GPT>GOT)
肝硬変(GPT<GOT)
脂肪肝
アルコール性肝炎
肝腫瘍
胆汁うっ滞
心筋梗塞
筋疾患
溶血性疾患
悪性腫瘍多血症
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