LDH:乳酸脱水素酵素 | |||
生体内のどこにでもあるタンパク質で、ピルビン酸を乳酸に変える酵素。 乳酸は疲労物質として有名で、栄養源のブドウ糖が酸素なしで分解するときに蓄積する。 十分に酸素が与えれていれば、途中のピルビン酸が乳酸にならずに、ミトコンドリアで燃やされ、 エネルギーの産生と共に二酸化炭素と水にまで分解される。 LDHは、4次元構造をとり、骨格筋で作られるM型と、心筋で作られるH型の2種類がある。 |
|||
正常値:101〜230(IU/l) 小児は値が高い。出生児は成人値の約2倍あり14歳ぐらいで成人値になる。 |
|||
↑高い↑ | ↓低い↓ | ||
1〜1.5倍 | 1.5〜2.5倍 | 2.5倍以上 | Hサブユニット欠損症 Mサブユニット欠損症 先天性H型LDH欠損症 糖尿病 放射線治療 |
うっ血性心不全 亜急性心内膜炎 心嚢炎 原発性心筋症 慢性肝炎 肝硬変 慢性膵炎 胃ガン 子宮ガン 膀胱ガン 単球性白血病 原発性異型肺炎 慢性腎疾患 脳血管障害 |
各種の臓器ガン ホジキン病 肉腫 縦隔腫瘍 リンパ性白血病 慢性骨髄性白血病 伝染性単核症 肺梗塞 皮膚筋炎 進行性筋ジストロフィー 甲状腺機能低下症 |
急性心筋梗塞 激症肝炎 急性肝炎 原発性肝ガン 続発性肝ガン 急性骨髄性白血病 悪性貧血 |
|