細胞診の結果
2箇所から取りました。すごく痛いと思ったけど、そうでもなかった(笑)
結果は・・・クラスはTorUだそうです。医療センターはクラス分けしてないとの事でした。

穿刺吸引細胞診の結果は、クラスTからクラスXの5段階に分類される。
クラスT・・・正常(異型細胞を見ない)
クラスU・・・良性異型(異型細胞はあるが悪性細胞を見ない)
クラスV・・・良性・悪性の判定の困難な異型(悪性を疑わせる細胞を見るが確定診断できない)
クラスW・・・悪性を強く疑う(悪性、極めて濃厚な異型細胞)
クラスX・・・悪性(悪性と診断可能な異型細胞)

これらは、癌の進行度をはかるものではない。また細胞をきちんと吸引できず、診断が変わる事もある。

細胞診によって、乳頭癌の確定診断はつくが、濾胞腺腫と濾胞癌の区別はつかないので、
疑わしい場合、クラスVという所見が多い。濾胞腺腫または濾胞癌の疑いがある場合、
手術後摘出した甲状腺を病理組織検査にて確定するが、これもまた、100%ではない。

超音波検査で
・腫瘍組織の外側に存在するカプセルを腫瘍細胞が破っている。
・腫瘍組織内の血管の壁を腫瘍細胞が破っている。
上記2つが当てはまる場合、濾胞癌が疑われる。

また濾胞腺腫は、良性腫瘍だが、
・腫瘍が触診で硬く、表面がデコボコで不整の時。
超音波検査で腫瘍の内部が充実しており、境界のラインがスムーズでなくデコボコの時。
超音波検査で腫瘍サイズが3cmを超える時。
細胞診でクラス3以上の時。
経過観察中に腫瘍が大きくなっている時。
・サイログロブリン値が1000以上の時。
上記当てはまる場合は、悪性を疑い摘出を薦める。

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個人的な感想だけど、細胞診ってなんともまぁ、適当と言うか・・・乳頭癌以外には意味ないじゃん?
なんだそれ?みたいな。(髄様癌や、未分化癌などは他の検査を含めると有効)
私の結果がどうであれ、調べてて思った事を書き留めたいと思う。

濾胞腺腫と濾胞癌の区別がつかないと言う事は、症状や他の検査次第で例え良性でも
確立は50/50という事。
腫瘍の部分を切り取って病理検査に出しても100%の結果が得られない可能性があるから
全摘を薦めるお医者さんが多いらしい。
アイソトープの治療は、年齢が上がるにつれ治療効果は減っていくと言う。
濾胞腺腫と診断されたら=良性=バンザーイと喜べないのが事実だよなぁ。

良性の診断が出ても、癌の可能性がある場合は全摘する事もあると、バセの手術でも
事前に言われる事があるらしいけど・・・何でこんな中途半端なんだろう・・・。
甲状腺の病気って本当にまだまだ謎が多いと改めて思った。

私はクラスT〜Vなら、たった数gでも残して欲しいと思ってるけど、もしも全摘という選択になっても、
現在、その判断材料+治療方法しかないなら、仕方がないんだね。
医者にわからない事が患者にわかるわけないし。
いつか、確定診断が下せる技術もできる事でしょうが、その日が早く来るといいなぁ・・・と思います。




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